一般社団法人富山県臨床検査技師会

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珈琲ブレイク 2024年6月<大人の遠足(その後)>

2024.06.01

大人の遠足(その後)

富山市民病院 S.M

 昨年は、大水の影響で深場は土砂で埋まり、渓流の様相が激変したことで魚にとっての快適な居場所が減少しました。加えて夏の渇水もあり、ことさらヤマメを見かけることがなくなり、思ったように釣果が上がっていません。今年に入ってからも状況は変わらず、なかなか女王に会えない日々が続いています。釣れない時には別のことを楽しむのも、また<大人の遠足>です。

僕の<大人の遠足>は山歩きに始まり、体を動かしてお弁当を美味しくいただくというのがスタイルなので、食とは強い関係があります。山の中で食とくれば山菜にたどり着くのは容易に想像されることでしょう。タラの芽が「山菜の王様」、コシアブラは「山菜の女王」と呼ばれており、他にもコゴミ、ウドなどなど、春の森は美味しいものがもりもりです。湯がいてお弁当と一緒に食べたり、即席めんに加えたり、とっても美味です。山菜のアクは、山菜の風味そのものであり体に良いとされており、現地での天ぷらもチャレンジしたいところです。秋にはキノコとなりますが、関心はあるもののちょっと怖いので、採るのは今のところはナメコだけにしています。マイタケもいただきたいところですが滅多にお目にかかる機会はありません。キノコの観察は飽くことがなく、ベニテングタケの形や色には惹かれるものがありますが、これは見るだけにします。

川のせせらぎ、野鳥のさえずりを聞きつつ、お弁当を持って自然に出かけませんか。釣竿もあればさらに楽しいかも。ところでヤマメはどこへいったの?

 

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